2022年度 理事長所信

2022年度一般社団法人佐賀青年会議所
第67代理事長 島内 陽輔

銀鱗躍動

~地域で勢いよく輝き続ける団体を目指し~

はじめに

一般社団法人佐賀青年会議所は1956年に創立され、本年で66年目を迎えます。この長きにわたり、運動・活動を続けられたことは、それぞれの時代で先駆的な活躍をされてこられた先輩諸兄と行政の方々、関係団体、そして住み暮らす地域の皆様のご理解、ご協力があったからこそであります。佐賀青年会議所の素晴らしい運動・活動を未来へ繋げ ていくためにも今日まで先輩諸兄が積み重ねてこられた多くの功績と地域の皆様に支えら れてこられたことに敬意と感謝の意を表し、地域の活性化そして地域の担い手である青年 経済人の育成と輩出を目指し、一歩一歩前進していく所存です。 2019年に発生した新型コロナウイルス感染症は、ワクチンが普及し始めたにも関わ らず各地で緊急事態宣言が発令されるなど、生活の安全を脅かすことと経済活動の縮小を 招いております。しかし、デジタル革新を駆使したニューノーマル時代へと世の中が急速 に変革していったことで、人々の働き方や生き方への意識が変わり始め、地方移住を行うまたは意識し始めた人が多くなってきたのも事実です。 私たち佐賀青年会議所は、新型コロナウイルス感染症発生以来、様々な集合型の事業の 構築を行ってきましたが、事業の延期・縮小・中止をせざるを得ない状況が続きました。 時代の開拓者・変革者である私たちは、このような時代でも運動・活動を展開し、地域そ してメンバーが勢いよく輝き続けていける団体へと成長していかなければなりません。 

時代に組織づくりについて

新型コロナウイルス感染症に伴い、働き方やライフスタイルが大きく変わりました。佐 賀青年会議所としては、先輩諸兄が積み重ねてこられた歴史をもとに急速に変革していく 時代に合った組織へと変わっていかなければなりません。青年会議所は「会議」をする団体であり、「会議」なしでは運動・活動を行うことができません。昨今、新型コロナウイルス感染症に伴い場所を問わない会議のスタイルが浸透しております。また、グローバル化に伴い、メンバーによっては、住み暮らす地域外での活動も多く見受けられます。このような状況でもすべてのメンバーがストレスフリーに参加できる会議体の構築を目指します。 

積極的な広報活動について

青年会議所は、地域に根ざし、そして先駆的な運動・活動を積み重ねてきました。どんなに素晴らしい運動・活動でもそれに賛同する地域の皆様が運動・活動に関わらなければ、 地域に根付くことはできません。構築した運動・活動を広く地域の皆様に浸透させること、 そして、佐賀青年会議所のブランディング力向上を図るため、広報媒体の検討や戦略的な 広報手法を構築し広報活動を行い、運動・活動に対する参加員数が80%以上となることを目指します。 

会員拡大・会員の資質向上について

自分だけのことを考える人が多い地域より、人のため、地域のために考えられる人が多い地域のほうが地域活性化を促すと考えます。青年会議所は人のため、地域のために運動・ 活動をする団体であり、そのような人財を育てる団体でもあります。だから会員拡大は必要です。しかし、伝える側が拡大の意義をわかっていなければ、そこに巻き込んでいく力 は生まれないのではないでしょうか。勧誘するだけではなく、青年会議所を熱く語れるよう成長すること、伝えていけるようになることが会員拡大に繋がると考えます。このような人財を育てるために、会員の資質向上を目的とした青年会議所の本質が理解できる取り 組みを実施します。  

まちづくりについて

青年会議所運動・活動の主体は、つねに「住み暮らす地域」であります。まちづくりなくして青年会議所は語れません。長年、開催していたまちづくり事業は、集合型でありますが、新型コロナウイルス感染症により、集合型の事業を開催することは非常に困難な選択をせざるを得ない状況が続くと考えられます。しかし、時代の開拓者・変革者である私たちは、このような状況でも住み暮らす素晴らしい地域を活性化に導かなければなりません。そのためにデジタル革新を駆使するなどの分散型の事業の構築やニューノーマル時代 の到来により促進される地方移住を地域活性化に繋げるため、住み暮らす地域に存在する課題を財産として価値を見出せるよう行政や他団体を巻き込んだ社会変革型の運動を展開します。

国際交流について

佐賀青年会議所は1985年以来、38年にわたり社團法人台南市新營國際青年商會と交流を続けています。長年の交流により、互いの多様性を認め、互いに組織力を高めてまいりました。本年は、新型コロナウイルス感染症でここ数年、直接的な交流ができなかったことを踏まえ、新たなる交流の形で友情を深め、新營國際青年商會と手を取り合い、世の中の問題に向き合い行動を起こすことで「明るい豊かな社会の実現」への第一歩となり、 その先に青年会議所の最終目標である「恒久的世界平和」を実現します。また、地域の活性化に繋げるために地域に住み暮らす在留外国人との交流を行い、多様性を受け入れユニバーサルなまちを目指した取り組みを模索します。 

ビジネスについて

日本そして地域経済を再び充実させる任務の大半を負っているのは私たち青年経済人であります。本年もビジネスの機会を再度捉えて地域経済の充実を図らなければなりません。 本年のビジネスの機会はビジネスの延長線上ではなく、ビジネスの発展につながる新情報や人脈、マネジメントを学べる機会の提供など、メンバーそれぞれが地域を担う青年経済 人としての質の向上を目指します。 

防災について

近年気候変動の影響による水害・土砂災害が頻発・激甚化しており、ここ佐賀でも令和 元年8月豪雨・令和2年7月豪雨・令和3年8月豪雨で甚大な被害を受けました。公共施設で防ぎきれない水害が発生していることから、ハード・ソフト一体となった防災・減災対策が求められています。2011年東日本大震災より、青年会議所の強みであるネットワークを生かし、県内県外の災害復旧支援に尽力してきました。引き続き、災害時に支援を行うとともに防災・減災に対する地域の皆様の意識醸成を図るために、行政や関係団体と連携した取り組みを模索します。

全国大会招致について

昨年開催された65周年式典の中の「一般社団法人佐賀青年会議所創立65周年提言」 では、住み暮らす地域の多くの魅力を全国に伝播する機会を創出するために、2021年 1月現在で約24,000名の正会員数を有する公益社団法人日本青年会議所が主催し、 開催地に多くのメンバーが集う全国大会の招致を目指すと唱えられております。 本年は、全国大会招致に向けた元年として、日本青年会議所に出向者を多く輩出するこ とやコミットすることと全国大会招致に関する情報収集を行います。  

結びに

明るい豊かな社会の実現を理想とし、共に向上し合い、社会に貢献しようという理念のもと、1949年日本ではじめて青年会議所が誕生しました。時代が変わってもその根源が揺らぐことはありません。佐賀青年会議所は「修練」「奉仕」「友情」の三信条のもと、「銀 鱗躍動」のように地域で勢いよく輝き続ける団体を目指します。